『カナダ』って住みやすい国って本当？〜ワーホリ編〜

カナダへ移住してもうすぐ４年が経とうとしている。

実は私がカナダに住むのはこれで２度目。１度目は会社を辞めて単身でワーキングホリデービザで１年間の滞在。そして今回は家族での滞在。

今回は、いくつかの観点からカナダへ海外移住したい人、興味がある人、日本以外の国に興味がある人、実際に住むからこそわかる「カナダ」という国を私の体験と考えをもとに綴っていこうと思う。

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◆『ワーホリ』で滞在した時（２００９年ー２０１０年）

・言語面

日本人が一番気になるのは、やはり「英語」という言語の違いだと思う。どの目的にも共通して言えるのは、語学のレベルはあげたほうがいいということ。現地行くと「もっと勉強して来ればよかった！」って絶対思うよ。それくらい言いたいことって実は第二言語で言えないから。

ただ、砕けた英語でも外国人と会話はできるし、接客業なら営業ワードを覚えてお客の注文がわかればいいのだから難しい単語も必要なし。でも私が働いてたカフェはイギリス人、カナダ人、オーストラリア人の２０歳前後の子たちがアルバイトで雇われてて、ものすごい早口の容姿もまるで違うネイティブに囲まれて、人生で初めて凹んだ記憶もしっかり残っている。外人と働きたいか日本人と働きたいかでかなり変わる。

・学習面

英語力の向上でカナダを選びたい人は、Toronto＞Vancouver＞Calgary＞Victoria　の順で移民が多いことにも考慮することを薦める。移民が多いということはNative English speakerが少ないということ。私が行ったVictoriaの語学学校には、アジア人、サウジアラビア人だらけだった。あまり楽しくなくて時間とお金が勿体無いから６ヶ月通うところを３ヶ月に短縮してWhistlerへ移動しちゃった。

カナダは難民の受け入れにも積極的だから、イラン人も多い。インド人やフィリピン人もたくさん住んでいるけれど彼らは英語を喋れるので語学学校で会うことはない。

参考までに２０２１年のカナダへ移住してきた人種とその都市の統計図を貼っておきます。

ちなみにQuebecは英語を学びに行きたいのならば、お勧めしません。フランス語必須の都市なので。

カナダ全土の移住者の統計（２０２１年）

Place of birth

Place of residence

・食事

日本食はそこまで恋しくならなかったし、小麦粉アレルギーやよっぽどの偏食でなければ楽しく生活できる。主要都市であるトロント、バンクーバー、カルガリーだったら日本人も多いので誰かしら出会い、孤独に感じることも少ないかな。スーパーが日本と違って大きくておしゃれに見えて、友達と行くのが楽しかった。大型カルディのような。日本の食材も高価だけど案外アジアスーパーで手軽に買える。

・交友関係

社交的で英語が堪能な人ほど外人の友達が多いのは明白。でもワーホリでくる日本人は日本食レストランで働く人も多いので日本人コミュニティでの慣れ親しんだ交友関係や生活リズムを維持しつつ海外での異文化体験をする人がワーホリという感じ。やっぱり日本の価値観は海外では通用しないのでストレスに感じることも多い。日本人に会うと、苦境を共感してくれるありがたさと居心地の良さがある。

・金銭面

社会人である程度お金を貯めてきて家族もいないので最高に楽しい。当時は１CAD＝８５円くらい。家賃はカフェのスタッフと一軒家をシェアしていて１人＄５５０くらい。（光熱費込み in Whistler. B.C）現在は同じような１軒家ルームシェアが1人＄７５０くらいだとか。

家賃は高いけど、Whistlerはリゾート地なのでお金持ちの人が来るのが大きな違い。私は小さいカフェで働いてたけど、チップだけで基本給か思うくらいもらえる月もあった。チップ文化、働いてる側だとありがたい尊い存在。

・人種

人種は、２００９年に３ヶ月間滞在した、ビクトリアの語学学校には当時はサウジアラビア人と韓国人ばかり。バンクーバーは2016年から2021年まで中国人とインド人の移民が増えているようで、これはトロントの現在と同じ状況。

ワーホリ人気の国ランキング

ryugaku.kuraveil.jp

・税金

①連歩消費税　②州・売上税　③ハーモナイズド消費税というのがあり場所によって表記と税率が異なる。また、品物によって課税されるもの、非課税されるものが分かれるのも日本との大きな違い。

www.studyabroad.co.jp

・治安

マリファナが合法故にトロント、バンクーバーのダウンダウンに近ければ近いほどマリファナの匂いが漂う。ホームレスも少なくない。銃犯罪もあるし、交通事故も多い。富裕層は公共交通機関は使わず自家用車を使うが、学生がのれないほど危ないということは全くない。夜に女性は出歩かない方がいい。

・利便性

正直、利便性で日本に敵う国は今のところないのではないだろうか。時間通りにスピーディに物事が進む生活はカナダにはない。荷物が届かない、バスや電車が来ない、急にキャンセルする、工事が始まる、お湯が出ないなど、予期せぬトラブルは日々起こる。最初はぐったり疲れるけれど、直に慣れて思考が柔軟になるし、トラブルに強くなる。トラブルがあればあるほど、英語力もアップする。カナダでトラブルは避けられないと思ってきたほうがいい。

◇ カナダでのワーホリは単身なので若さと思い切りがあれば、自分次第で仕事も語学も切り開いていける楽しさがある。お金も英語力も来る前に詰めれるだけ詰めて来ることを強く薦めるが、なくても行動力や意志力があればいい経験や体験が積めるはず。

では、良い1日を！ Have a good day!!

◇カナダで恋しくなるもの