『カナダ』って住みやすい国って本当?〜①公立小学校の決め方〜
前回、ワーホリでカナダに訪れた時のことを思い出して書きました。
自分の行動力があれば、トラブルも実りになったワーホリと打って変わって家族でカナダに引っ越してからの違いについてこれから綴っていきます。
まず、私が住んできる地域はOntario州のTorontoというカナダ最大の産業都市です。
wikipidiaより画像を拝借してます。
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子連れの海外移住で誰もが必ず1番に考えるのは、”子供の学校選び”でしょう。トロントでも公立、私立学校があり、それぞれ評判の良し悪しにランク付けがされています。
評価の一つとしてカナダでは小学3年生と6年生の時(11月ごろ)に州で定められた学力基準を満たしているかを調査するテスト(EQAO)があります。教科は算数(Math)と英語(Language)。
◆2021−2022
・総数・・129,429人
・EQAO受験者数・・129,491人(全体)のうち92%
※受験は必須ではないために事前に受験するか親に確認の通知がいきます。
・English language learner・・13%
・Special program・・13%
・第一言語が英語・・64%
・カナダ生まれ・・85%
・カナダ在住1年未満・・1%
・カナダ在住3年未満・・2%
・カナダ在住3年以上・・9%
ちなみに、オンタリオ州の定める評価基準ですが、大きく分けて6つあります。
A- to A+ ( Level 4)・・高い基準で効果的に要求された知識や技術を披露できる。州の基準を 上回って達成している。
B- to B+ ( Level 3)・・かなり効果的に要求された知識や技術を示してる。州の基準に達 している。
C- to C+ ( Level 2)・・いくらか効果的に要求された知識や技術を示してる。州の基準に近づいている。
D- to D+ ( Level 1)・・限定的な効果で要求された知識や技術を示している。州の基準を大幅に下回っている。
R・・要求された知識や技術を示していない。広範囲での改善が必要。
I・・課題が提出されていないために評価が十分にできない。(長期不在など)
そうやって考えると、3年生の段階で州の基準達成率が80%程度の学校は1クラスがおよそ25人程度ですので、5人ほどが学力が低いお子さんが混在していることになります。Level 3の範囲は広いと感じるので、この数字をどのように捉えるかは、ご家庭の判断になりますね。
私は日本の小学校で担任を務めてきましたが、日本の公立小学校で25人のうち5人、学力が標準以下のお子さんがいるクラスはかなり指導が辛いです。3年生だと九九の計算がスムーズにできない、漢字がほぼ書けないお子さんなので。手のかかる子が5人もいると、できるお子さんが放っておかれるか、できないお子さんが放っておかれるか、どちらかです。
私でしたら80%切っている学校は進んで選びません。
ちなみにカナダも基本的にどの公立小学校でも1クラスに担任は1人となります。
今回はここまで。
それでは、良い1日を!Have a good day!!
◇カナダで恋しくなるもの
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